3、4号機で重大事故が発生したとの想定で、中央制御室で対応手順を確認する九電職員ら=東松浦郡玄海町の玄海原発

 九州電力玄海原発4号機(東松浦郡玄海町)で10日、重大事故を想定した対応訓練が始まった。3日間行い、初日は事故対応要員の体制や非常時電源となる発電機の起動手順を確認した。再稼働前の原子力規制委員会による保安検査も兼ねており、職員16人も視察した。

 訓練は、3、4号機が同時に全電源喪失し非常用の原子炉冷却装置が作動せず、1次冷却剤が漏れ出したとの想定で実施。九電社員や協力会社からなる対応要員52人に加え、対処にかかった時間などを測る関係者など約50人、計約100人が参加した。

 この日は、集まった対応要員が、2人1組でヘルメットやヘッドライトなどの装備品を互いに確認。「高所での作業は安全帯をつける」といった対処に当たる上で気をつける点を共有した。中央制御室では発電機を遠隔起動させる方法もチェックした。

 残りの2日間では、貯水池から冷却水を供給したり、移動式ポンプ車で原子炉格納容器を冷やしたりする訓練も行う。

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