竜門磁石場跡を視察する有田陶芸協会員ら=有田町

青磁石を確認する有田陶芸協会員ら=有田町岩谷川内

 有田陶芸協会(十四代今泉今右衛門会長、53人)は9日、有田町内の磁石場跡の視察研修会を行った。会員15人が、先人が磁器の原料である磁石を採掘した竜門や岩谷川内地区を訪れ、焼き物の知識をさらに深めた。

 同会の河口純一名誉会長と、照井一玄さんが案内役を務めた。竜門磁石場跡は露天掘りで採石した場所で深さ40メートル。会員は壁に並ぶノミなど工具を使った跡や、石の色を確認していた。

 これに先立ち、岩谷川内地区でも、かつての焼き物の原料採掘地周辺で磁石などを見て回った。十四代今泉今右衛門会長は「道のないところに入って石を探した歴史は、便利な社会に生きていると忘れがち。現地に来て、焼き物を石からつくるという有田焼の原点を見ることができて良かった」と、先人の労苦に思いをはせていた。

 視察研修会は有田焼創業400年を機に、会員の研さんを目的として開き、今回で4回目となった。

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