スタッフと映像を確認するテッサ・マイヤーさん(左)=佐賀市の県総合運動場水泳場

佐賀での短編映画を制作するオランダ人映画監督のテッサ・マイヤーさん=佐賀市の県総合運動場水泳場

 肥前さが幕末維新博覧会の関連事業の一つとして、オランダ人映画監督のテッサ・マイヤーさん(26)による短編映画の製作が大詰めを迎えている。佐賀市や鹿島市で撮影は進み、県総合運動場水泳場(佐賀市)で8日、撮影現場が公開された。

 佐賀の近代化に影響を与えたオランダとの交流を紹介する「オランダハウス」が3月中旬、佐賀市に開設。マイヤーさんは約2カ月間、オランダハウスを拠点に映画製作に励んでいる。

 この日は雨が降る中、屋外プールで、主人公が水泳大会に挑んで優勝を果たすシーンを撮影した。主演を務める女優の烏森まどさん(21)=熊本県=のほか、佐賀学園高校(佐賀市)の水泳部員など一般市民もエキストラとして参加。出演者やスタッフと打ち合わせをした後、撮影が行われ、マイヤーさんは真剣な表情で映像を確認していた。

 「映画製作に全く関わったことがない人も協力してくれて、いい体験になった」とマイヤーさん。「自分がどのような人間で、どのような立場にいるかを理解し、夢や志を考えるきっかけになる作品にしたい」と意気込む。

 映画は、人間の女の子になったムツゴロウ「睦美」が主人公。完璧な女性を目指す中での心の変化などを描く。撮影は10日までで、完成した映画は10月、オランダの国際映画祭で発表される。

 オランダハウスでは13日から、メーキング映像や画像などを公開する企画展が開かれ、初日はマイヤーさんによるトークセッションもある。

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