型枠に土を入れて突き固める版築の技法で宿の壁を作る参加者=有田町下内野

 昔ながらの土壁を作る「版築(はんちく)」技法のワークショップが4月末から5日まで、有田町下内野に来月オープンする宿で開かれた。参加者は木枠に土を入れて突き固める作業を繰り返し、壁の完成を心待ちにしていた。

 版築は法隆寺の塀や中国の城壁などに使われた技法で、調湿効果があるという。宿では敷地内にある土を主原料に、わらや補強のためのセメントを混ぜたものを木枠に入れ、棒で突き固めて壁にしている。

 福岡市の設計事務所「建築巧房」が手がけ、ワークショップには土壁造りを考えている人や、極力自然エネルギーを使った宿の趣旨に賛同する人たちが参加した。佐賀市の中島慶彦さん、玉恵さん夫妻は「気づいたら夢中で作業していて、楽しめた」と笑顔で話した。

 土壁造りは、今月末までの週末に誰でも参加できる(無料、要連絡)。問い合わせは、TIMERの宿代表の高岡盛志郎さん、電話080(2697)2288。

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