緑萌える徐福長寿館

 樹木の若葉が萌(も)え立つ季節となりました。特に雨あがりの新緑は、生命(いのち)の輝きにも似て、みずみずしい生気をみなぎらせています。

 佐賀市金立町金立の徐福長寿館。金立山を背景にしたモダンな建物で、木の芽や花が芽吹くイメージのデザインである。さらに県産の木材を使った建築で、集成材特有の曲線をいかして、子どもたちが喜びそうなとんがり屋根をもつ施設である。

 2200年前、中国から不老不死の薬を求めて日本に訪れた徐福さんは、稲作をはじめとするさまざまなものを伝えた。ふる里佐賀にはその多くの伝説が残されている。この徐福長寿館ではそれらの伝説をアニメーション「徐福物語」の映像で紹介している。

 まわりの樹木の若葉の中をくぐりぬけた風が、心地よいロマンの香りを運んでくる。(山田直行・佐賀女子短期大学名誉教授)

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