鳥栖-清水 前半26分、鳥栖FW小野(左奥)がヘディングでゴールを決め、2-1と勝ち越す=鳥栖市のベストアメニティスタジアム(撮影・山田宏一郎)

鳥栖-清水 前半、相手のパスを遮る鳥栖MF高橋義(左)=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 連敗のモヤモヤを吹き飛ばす快勝だった。鳥栖は清水から今季最多タイの3得点。3月31日の名古屋戦以来、8試合ぶりの白星を挙げた。巧みなヘディングで2点目を奪ったFW小野は「自分が決めていれば、という試合が続いていた。点が取れてよかった」と長いトンネルを抜け出し、納得の表情を浮かべた。

 MF原川のPKで先制したものの、オウンゴールで振り出しに戻った嫌な流れを振り払った。前半26分、左サイドのDF吉田が正確なクロスをゴール前へ。相手DF2人の視界の外からするりと前に飛び出すと、頭でゴール右隅に流し込んだ。

 試合を決定づける3点目の起点にもなった。後半6分、頭で前線のMF安庸佑(アン・ヨンウ)にパス。安庸佑からエリア内でパスを受けたMF高橋義が機転の利いたヒールパスを出し、再び走り込んだ安庸佑が左足で鮮やかに決めた。

 前節・札幌戦は2トップの一角を担ったが、この日はトップ下に入り、攻守のバランスを保つ役割も担った。連敗中はけがによるFWの駒不足が顕著だったが、フィッカデンティ監督は、開幕から全試合出場を続ける小野について「与えた役割をしっかり果たしてくれている」と語る。

 「ここからはい上がる。強い気持ちをしっかり見せていく」と小野。苦しみ抜いてつかんだ勝ち点3の重みを誰よりも分かっている。

■選手ひとこと

・チームの息つく時間を

 鳥栖・FWイバルボ(途中出場で7試合ぶりの復帰)チームメートがすごく走っていたので、前線でボールをキープして少しでも息をつく時間をつくろうと思った。

・スペース消す動き意識

 鳥栖・MF高橋秀人(2試合ぶりの先発出場)バランスを取るため、スペースを消す動きを意識した。7連敗の悔しさはこれからの試合で晴らしていく。

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