平戸海上保安署長から感謝状を受け取った3人。左から順に内田正文さん、古賀喜久男さん、武富修さん(平戸海上保安署提供)

 佐賀市の武富修さん(39)と内田正文さん(39)、福岡県大川市の古賀喜久男さん(42)が3月末、長崎県平戸市沖で沈没する船に乗っていた4人を救助し、このほど平戸海上保安署(下釜満署長)から署長感謝状を受け取った。3人は建築関係の仕事仲間で、プライベートでも釣り仲間。息の合った連携で人命を救った。

 3人は3月31日昼ごろ、平戸市生月島東方沖で、内田さん所有の船の上から釣りを楽しんでいた。遠くから人の声が聞こえるのに気付いた内田さんは「エンジンを止めると救助を求める笛の音も聞こえたので、急いで音のする方に向かった」。約1キロ先で、浸水沈没している小型船を発見。船体はほぼ見えず、乗っていた男女4人は周辺に散乱したクーラーボックスなどにしがみついている状態だった。

 内田さんが船を近づけ安全を確保している間に、古賀さんと武富さんはまず4人を落ち着かせた。2人がかりで1人ずつ海中から引き上げ、「とにかく必死だった」(古賀さん)。

 平戸海上保安署の救助を待つ間、タオルを渡すなどして体温が冷えないように配慮。4人は無事だった。

「命が助かって何より」

 同保安署で4月25日、感謝状贈呈式があり、下釜署長は3人の迅速で的確な行動をたたえた。武富さんは「感謝状をいただいたことより、命が助かって何よりだった」と振り返った。

このエントリーをはてなブックマークに追加