吉野ケ里遺跡の見学者で早朝から渋滞になった=平成元年5月7日、神埼郡三田川町(当時)

 「全国最大級の環濠集落跡出現」と、平成元(1989)年2月に大々的に報道されて以来、全国からの考古学ファンでにぎわった吉野ケ里遺跡(神埼市郡)。保存に向け埋め戻す前の一般公開最終日となったこの日、2月末からの見学者の累計は100万人を突破した。

 大型連休中は見学者が一日に10万人を超える日もあり、この日は8万1千人が訪れた。ツアー客や修学旅行の団体なども詰めかけ、遺跡には長蛇の列。見学客目当てに、周辺には弁当店やアイスクリームの露店が立ち並び、静かな田園地帯の様子が一変した。近所の主婦は「ほこりと車の音で大変」と話した。

 遺跡は保存整備され、平成13年に吉野ケ里歴史公園としてオープン。段階的に規模を拡大し、平成29年6月には開園1000万人を突破した。

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