唐津市出身の油彩画家・仁戸田典子さんを講師に開かれたワークショップ=佐賀市の岡田三郎助アトリエ

 郷土出身で明治期に国内の西洋絵画の礎を築いた岡田三郎助(1869~1939年)のアトリエ公開を記念するワークショップが3日、佐賀市の県立博物館に隣接する同アトリエで開かれた。佐賀大教育学部美術・工芸課程卒業の油彩画家・仁戸田典子さん(32)=大分市=が、アトリエ移築の際、不用となった壁板や天井板を題材にしたペン描写を、受講生約10人に伝授した。

 仁戸田さんは「100年前の壁が不思議な絵になる」とのテーマでワークショップを開いた。受講生ははがきサイズの古い板をにらみながら、極細のハイテックペンで柔らかい木目を独自の観点から丁寧に写し取って描写していた。

 仁戸田さんは、「約100年前、今回の教材となった古い板に囲まれて岡田三郎助は絵を描いていた。そんな歴史を意識して、今度は新しい視点で描いてもらえば」と話していた。

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