改憲反対を訴えてデモ行進を行った護憲派=佐賀市のメートプラザ佐賀前

「どうなる?これからの私たちの日本と憲法」で講演する織田邦男氏=佐賀市のアバンセ

 日本国憲法が施行されて71年目となる憲法記念日の3日、佐賀県内で護憲と改憲を訴える団体が、これからの憲法像などについてそれぞれの主張を展開した。安倍晋三首相が9条への自衛隊明記に意欲を示す中、参加者は講演を通して平和と安全保障のあり方について考えを深めた。

 「戦争をさせない佐賀県1000人委員会」は佐賀市のメートプラザ佐賀で憲法講演会を開催し、約350人が参加。大草秀幸代表は「安倍政権にしっかりと『ノー』を突きつけなければいけない」と述べ、9条改正阻止を訴えた。

 弁護士の内田雅敏氏は「9条自衛隊加憲の罠」というテーマの講演で、「独立、平和、安全という言葉は戦争をしないことの歯止めにはならない」と9条の意義を強調。安保関連法案の強行採決なども批判し、改憲論議への注視を求めた。

 「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一3000万署名」を採択した後、佐賀市中心部をデモ行進し「日本を戦争する国にするな」などと声を上げた。

 改憲を訴える「美しい日本の憲法をつくる佐賀県民の会」は「どうなる?これからの私たちの日本と憲法」と題したトークイベントを佐賀市のアバンセで開き、約250人が耳を傾けた。

 講演では、元航空自衛隊空将の織田邦男氏が「今は自衛隊が合憲か違憲かという議論で終わっている。自衛隊を明記することで、その先の安全保障の話をすることができる」と述べ、フリーライターの諌山仁美氏は「世界的に改憲は普通。国際情勢が大きく動く中で、いつまでも自衛隊を曖昧な存在にしておくわけにはいかない」と訴えた。

 自民党の山下雄平参院議員が講演した武雄市の北方公民館には約300人が集まった。

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