回し姿で力を競う地元の中学生。大勢の見物客が土俵を囲んだ=小城市芦刈町芦溝の乙宮神社

横綱役の松永周三さんに抱えられ、大声で泣きじゃくる赤ちゃん=小城市芦刈町芦溝の乙宮神社

 小城市芦刈町の乙宮神社で1日、伝統の子ども相撲が奉納された。五穀豊穣(ほうじょう)を願う「御田(おんだ)祭」の神事で、地元の小中学生15人が団体や個人戦で威勢よく力を競い、会場を沸かせた。「赤ちゃん土俵入り」もあり、はちまき姿の赤ちゃんを抱えた力士が四股を踏むたびに、「よいしょ」と掛け声が上がった。

 

 小中一貫校・芦刈観瀾(かんらん)校の3~9年生が出場した。5・6年の部を制した6年生の古賀学(がく)さんは、柔道で鍛えた力を存分に発揮。約200人の見物客を前に「一人前の力士になった感じ」と誇らしげだった。

 赤ちゃん土俵入りには、市内外の29人が参加した。国体出場経験のあるアマチュア力士に抱えられ、泣きじゃくる姿を親や祖父母が写真に収めた。1歳1カ月の子どもの土俵入りを見守った嶋立久人さん(40)=佐賀市=は「豪快に四股を踏んでもらい、よく泣いた。たくましく育ってくれたら」と成長を願った。

 奉納相撲は戦前から行われ、かつては青年も出場してにぎわった。少子化で存続が危ぶまれたが、1991年から地元の体育協会や相撲連盟が運営を支援。3年前に赤ちゃん土俵入りも始めた。

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