札幌に逆転負けし、ピッチを見つめるサガン鳥栖サポーターら=鳥栖市のベストアメニティスタジアム

 試合終了の笛が鳴ると、スタジアムは大きなため息に包まれた。サッカーJ1・サガン鳥栖は2日、ホームのベストアメニティスタジアムでコンサドーレ札幌に1-2で敗れ、J1に参戦して初の7連敗を喫した。スタンドからは選手を鼓舞するチャント(応援歌)がいつまでも響いた。

 クラブは試合前、リーグ戦6連敗を受け、サポーターとの緊急会合を開いた。サポーターからは「選手が足りていない現状について責任を感じているのか」「監督を解任しないのか」と厳しい意見が相次いだ。竹原稔社長は「監督解任はない」と強調し、「苦しい時期だが、選手を後押ししてほしい」と呼び掛けた。

 試合前半、ゴールに迫るものの1点が遠い展開だった。それでも鳥栖がシュートを放つたびにスタジアムを歓声が包んだ。男子中学生(13)=鳥栖市=は「このままいけば絶対に勝てる」と信じた。

 後半6分に5試合ぶりの得点を挙げると、熱気は最高潮に達した。飛び跳ねて喜んだ鹿島市の自営業男性(52)は「やっと出た」と声を弾ませた。

 しかし後半34分、コーナーキックから札幌に追いつかれる。武雄市の男性(36)は「またか。でも下を向いていられない」と声をからした。

 チームは4分後に追加点を決められ、そのまま試合を終えた。鳥栖市の女性(22)は「残念。止めてやるという気迫が見られなかった」と悔しがり「次は1対0でいいから無失点で勝利を」と、どん底からの巻き返しを願った。

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