鉦や太鼓を鳴らしながら舞う伝統の農楽を披露する「公州伝統演戯団=2日、有田町の有田ポーセリンパーク

 李参平の出身地とされる韓国・公州(コンジュ)市の農楽演奏団体が有田町を訪れ、有田陶器市の各会場で伝統芸能を披露している。朝鮮半島出身の陶工たちが望郷の地で舞った「高麗躍」の復活事業が縁で、有田焼の礎を築いた陶祖に思いをはせながら演奏、町民や観光客と交流の輪を広げている。一行は「公州伝統演戯団」の12人。一昨年の有田焼創業400年を記念し、同町3区の住民が「高麗躍」復活事業に取り組んだ際、演奏指導で協力した。これまでに陶祖祭や皿山まつりで演奏し、町民も公州市に出向くなど交流してきた。

 同団から演奏の指導を受けた古場公敏さん(64)=同町応法=が一行を受け入れ。4月29日に開幕した陶器市でのパレードを皮切りに、5月4日まで「プンムルノリ」と呼ばれる農楽を演奏している。

 太陽の赤、空の青、米の黄色を意味する3色の布を巻いた白い衣装で、鉦(かね)のケンガリ、どらのチン、太鼓のプク、鼓状の太鼓チャンゴの音を響かせながら舞い、各地で拍手を浴びている。金東熙(キムドンヒ)団長(54)は「李参平が活躍した地での演奏は、やりがいを感じる。韓国の伝統芸能をもっと知ってもらえれば」と話している。

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