18世紀の磁器人形をモチーフにした民族舞踊「踊るポーセリン」を陶器市客に披露するマイセンの子どもたち=有田町役場前

 有田町との姉妹都市協定20周年の記念事業で、ドイツ・マイセン市から代表団が来訪。大勢の観光客でにぎわう有田陶器市で、子どもたちが民族衣装で可憐な踊りを披露し、「ヨーロッパ磁器発祥の地」の文化を紹介した。

 交流20年の節目に有田陶器市と9月のマイセンワイン祭りの中で記念事業を行うことになり、まずマイセン側からギュンター・ヤーン副市長ら36人が訪れた。町役場前に設けられた「マイセン広場」では、マイセン市内の窯元の焼き物やビール、ガラス製品など特産品を販売。開会式では、有田町の篠原啓一郎町長とヤーン副市長ががっちり握手し、「友好のきずなを深めていこう」と誓った。

 マイセン市とは、学生の交換留学やホームステイ、窯元の技術視察などさまざまな草の根交流が現在も続く。2002年にマイセンで大水害が発生した際は、同町の友好協会などが募金を募り、約800万円を支援。東日本大震災時はマイセン市から義援金約890万円が有田を通じて被災地に贈られた。

 世界に名だたる磁器の産地として、伝統を受け継ぐ二つのまち。その交流は来年40年の節目を迎える。

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