全国の各空港に設置されているゲート(門)型金属探知機(三池税関支署提供)

 長崎税関三池税関支署は、全国で金を密輸する事件が多発していることを受け、4月から佐賀空港の国際線税関にゲート(門)型の金属探知機を導入した。

 導入した門型の金属探知機は2台で、高さ約2・2メートル、横約0・7メートルの門を通り抜ける形式の探知機。これまでの携帯型探知機による検査に比べ、より速く、厳密に検査できるようになった。旅行客などが入国の際に通過する。

 県内でもこの1年間で金密輸事件が数件発生した。佐賀空港で昨年12月、台湾人女性入国者2人を金密輸で摘発したほか、昨年5月には唐津市の港に金槐を密輸したとして、日本人と中国人の男計8人が逮捕されている。

 金を正規に輸入すると税関で消費税がかかるため、密輸することで消費税を免れた金を税込みの価格で売却し、消費税分の利益を得る狙いがある。

 税率8%に増税された2014年以降急増しており、同支署は「現状でも金密輸が多い上、来秋には税率10%へ増税が予定されており、対策が急務。導入した門型の金属探知機や罰則強化で抑止と摘発につなげられれば」と話す。

 ゴールデンウイークなどで旅行客の多い10日までを「取締強化期間」とし、全旅客に検査を依頼するなど、取り締まりを強化する。

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