船上でエツ料理を楽しむ参加者たち=筑後川

漁が解禁となり、川から網を回収する漁業者=筑後川

 筑後川に初夏の訪れを告げるエツ漁が1日、解禁された。福岡県大川市で川開きがあり、抽選で選ばれた約40人の観光客が遊覧船に乗船、船上でエツを使った旬の料理に舌鼓を打った。

 漁解禁に先立ち、佐賀市諸富町と大川市を結ぶ昇開橋のたもとにある大川TERRAZZA(テラッツァ)で川開き式が開かれた。大川市の倉重良一市長や佐賀市の秀島敏行市長、地元の漁業関係者など約100人が出席し、豊漁と遊覧船の安全運行を祈願した。

 遊覧船では、エツの刺し身やすし、天ぷらなどが振る舞われ、観光客たちが“初夏の味覚”を堪能した。鳥栖市から夫婦で参加した中原保さん(72)は「一度、船の上で食べたいと思っていた。(料理は)全部おいしいが、刺し身が一番。お酒との相性もばっちり」とほほ笑んだ。遊覧船は昇開橋や佐賀市の三重津海軍所跡なども巡った。

 エツは有明海湾奥部のみに生息するカタクチイワシ科の魚で、5~8月に産卵のため筑後川を遡上(そじょう)する。

 漁は7月20日まで。期間中は遊覧船の運航や、佐賀市諸富町や大川市の飲食店でエツを使った料理が提供される。

このエントリーをはてなブックマークに追加