JR高橋駅を清掃奉仕した時のボランティア朝日会の人たち=2017年8月、武雄市朝日町

11年にわたり佐賀県石油商業組合の理事長を務め、組合の社会貢献活動を先導してきた北島喜郎さん=佐賀市内

地域住民と関係機関を結ぶ民生・児童委員の役割を話す二宮幸枝さん=杵島郡江北町山口

 2018年春の褒章受章者が28日付で公表され、佐賀県内からは1団体、4人が受章した。緑綬褒章を受章した武雄市のボランティア朝日会と、藍綬褒章の北島喜郎(よしろう)さん(61)=県石油商業組合理事長、神埼市=、二宮幸枝(さちえ)さん(63)=元民生・児童委員、杵島郡江北町=を紹介する。

 県内受章者(敬称略)

 ▽緑綬褒章(1団体)

ボランティア朝日会

 社会福祉施設等奉仕団体        武雄

 ▽藍綬褒章(4人)

井原 友昭 76 保護司        佐賀

北島 喜郎 61 県石油商業組合理事長 神埼

二宮 幸枝 63 元民生・児童委員   江北

古川眞知子 69 工業統計調査員    佐賀

 社会奉仕活動功績

 ボランティア朝日会 武雄市 地域のため工夫重ね

 「地域のために福祉活動をしよう」と1982年に発足。活動は40年近く引き継がれ、今は60~70代の64人が手弁当で駆け付ける。

 朝日町内を中心に活動は多岐にわたる。2カ月に3回ほど高齢者施設を訪ね、カラオケや踊りを披露したり話し相手になったりする。小学1~3年生が集まる月1回のキッズルームでは料理教室や昔遊びで楽しませる。さらに年2回の高齢者交流会や冬の時期の月1回の高齢者配食サービス、各地の清掃奉仕…。それぞれで工夫を重ねている。

 「『また来てね、今度いつ来る?』と楽しみにしてくれるのがうれしい」と山口和寿会長と光武マサ子副会長。「小さな活動が認められ、みんなの励みになる」と喜ぶ。

 産業振興功績 北島喜郎さん(61)神埼市

 災害時、業界挙げ連携

 佐賀県石油商業組合の理事に1999年に就任。2007年からは理事長を務め、県内約130社のガソリンスタンド業者を取りまとめている。「営業では競い合っても、インフラを担う企業として、根底の部分で連帯感を持っていこう」と呼び掛けている。

 09年に県と災害時支援協定を締結した。16年には家畜伝染病発生時の緊急防疫対策として燃料供給協定を結んだ。17年2月に杵島郡江北町で発生した鳥インフルエンザの対応では、防疫作業を担う対策本部や養鶏場へのガソリンや灯油の配達要請に全面的に応えた。

 「これからも地域に寄り添いながら、組合を挙げて社会貢献をしていきたい」と力を込める。神埼市千代田町。

 社会福祉功績 二宮幸枝さん(63)江北町

 子どもらに寄り添う

 2016年11月まで22年間、民生・児童委員を務め、子どもや高齢者に寄り添ってきた。学校や行政との橋渡し役に徹し、「様子が違ったりする子どもでも特別扱いはせず、普通の接し方を心がけた」という。印象に残っているのは、母親から故意に制服を捨てられた高校3年の女の子。就職試験や卒業式を控えた時期で、知り合いを頼りに制服を提供してもらい、関係機関に届けた。

 10年12月から江北町民生委員・児童委員の会長を務めた。行事報告などにとどまっていた月1回の定例会を見直し、福祉関係の講師を呼ぶ研修を開いた。

 「いじめや虐待は対岸の火事と思わないこと」と関心を寄せる大切さを説く。江北町山口。

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