作品を眺めている来場者=佐賀市のぎゃらりぃふじ山

 山口県在住の書家で画家の林泰石(たいせき)さん(70)が、佐賀市のぎゃらりぃふじ山で「いのり 林泰石展」を開いている。「優しさ」をテーマに書と絵をコラボさせ、書の掛け軸や鬼の絵など約50点を展示、販売している。29日まで。

 林さんはこれまで、書の原点である中国を約60回訪れ、絵にするために、自然や景色を見て学んできたという。

 ツツジやツバキの花を持った笑顔の鬼を描いた作品は、それぞれに「お花を差し上げましょうか」という言葉を、日本各地の方言で書き添えた。宮崎や鹿児島に伝わる、道端や田んぼの「田んぼの神様」の像に、秋の豊作を祈願して飾りやおしろいを塗る習わしをテーマにした「田の神さぁ」シリーズは、化粧をした華やかな神様を描いた。

 林さんは「あらゆる物の原点には優しさがある。それを感じてもらえたらうれしい」と語る。

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