職員から受け取った花束を手に伊万里市役所を後にする塚部芳和氏

 伊万里市の塚部芳和市長(68)は26日、4期16年の任期を終えて退任した。会見で塚部氏は、最も思い出深い仕事に玄海原発の再稼働問題への対応を挙げ「市民の安全安心のために信念として反対し、地元同意権の拡大を求めてきた。これについては一生懸命、頑張ったと思う」と述べた。

 塚部氏は再稼働反対の理由を「原発なしでも電気が足りていた中で、いったん事故が起きれば取り返しがつかなくなる原発をあえて動かす必要はない」と改めて強調した。国や九電に求めて実現できなかった地元同意権の拡大に関しては、30キロ圏まで拡大した茨城県の東海第2原発を引き合いに「私の主張が正論として位置付けられてきているのではないか」と述べた。

 市役所での退任式では、職員に「皆さんの頑張りと協力に感謝し、一緒に仕事ができたことを誇りに思う。本当にありがとう」と謝辞を述べた。

このエントリーをはてなブックマークに追加