小城市観光協会(村岡安廣代表理事)は26日、市内で臨時総会を開き、昨年9月に発覚した元市商工観光課長の男性(55)による協会の役員登記を巡る文書偽造など一連の不祥事の調査結果を報告した。協会の事務局長を兼務していた男性が、部下で会計担当の女性(55)の退職金申込書の偽造に加担していたことが新たに分かった。

 協会によると、退職金申込書は昨年8月、男性が代表理事の名前を承諾を得ずに記名し、女性が中小企業退職金共済に提出した。申込書の署名を見た村岡代表理事は「明らかに私の字ではなかった」と話した。

 臨時総会には約30人が出席し、村岡代表理事は、協会職員による告発状を受けて開始した調査の経緯を「協会には(調査の)権限がなく難航を極めた」と振り返った。会員からは「理事は全員辞任すべき」「元課長の男性と女性は、領収書や請求書の閲覧を求めても一切応じなかった」と批判の声が上がった。

 女性には結果的に、共済から退職金が支払われた。総会後の会見で古賀敬介事務局長は、退職金申込書の偽造について詐欺の可能性を指摘されると、「昨年8月に共済との契約が成立し、解約はできなかった」と説明した。女性はこの偽造を含め不祥事に多く絡んだとして昨年末に解雇された。

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