廃棄された消防ホースを使った救助訓練用人形を開発した山下大樹さん=杵島郡白石町

 元消防士が立ち上げた佐賀県杵島郡白石町のDRfactory(ディーアールファクトリー)が、廃棄された使用済み消防ホースを使った救助訓練用人形「ホースマン」を開発した。救助・災害訓練に必要な人形の適切な重量や、関節の動きを忠実に再現した。

 同社は白石高卒で福岡市の消防署で救助隊をしていた山下大樹さん(37)が「キャリアを生かして社会貢献をしたい」と思い立ち今年2月に立ち上げた。製品には火災や水難事故など災害現場の第一線で活躍してきた山下さんのアイデアを多く盛り込んだという。

 耐用年数の過ぎた老朽化したホースを消防署などから回収し、独自の製法でつなぎ合わせ一体の人形を制作。一方向にしか曲がらない肘や膝など人体の構造をリアルに再現している。山下さんは「廃材を利用したエコで機能的な人形を全国の消防署や警察などに広めていきたい」と意気込んでいる。

 成人サイズの「ホースマン」は身長175センチ、重量60キロで8万5600円(税別)。子どもサイズの「ジュニア」は130センチ、30キロで7万8400円(同)。問い合わせは同社、電話0952(77)9510。

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