佐賀県教育委員会は25日、飲酒運転で現行犯逮捕された佐賀市立城南中学校の教諭(29)=小城市=を停職6カ月とする懲戒処分を発表した。県教委の指針では、飲酒運転は原則免職としているが、青木勝彦副教育長は「代行運転を利用し、回避行動を取っている。事故も起こしておらず、総合的に判断した」と説明した。

 県教委が本人や県警に確認したところ、教諭は逮捕前日の4月10日午後7時半ごろに勤務を終え、友人の教員2人と佐賀市内で飲酒した。運転代行を利用したが、自宅付近の道路で業者と別れ、自ら運転した。

 青木副教育長は会見で「指針はあくまでも標準的な処分例」と述べ、「飲酒運転の常習性はなく、勤務態度も真面目で将来を期待していた職員」と、今回の判断の理由を説明した。

 県教委の懲戒処分の指針は2005年に策定され、当初は飲酒運転を免職としていた。06年に飲酒運転で懲戒免職になった県立高教諭が起こした訴訟で、「裁量権の逸脱」として処分の取り消しを命じた一、二審判決を最高裁が支持し、県側の上告を退ける決定をしたため、10年4月に「原則」の文言を入れた。

 県教委などによると、教諭は11日午前1時45分ごろ、小城市の県道で酒に酔った状態で乗用車を運転し、道交法違反容疑で小城署に逮捕された。佐賀地検は教諭を釈放し、在宅捜査に切り替えている。

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