7月8日にオープンする温泉保養宿泊施設タクア。市が整備し、運営会社に10年間、無償貸与する=多久市北多久町

 一般会計当初予算は前年度比2・0%減の125億5千万円。人口減少で厳しい財政運営を迫られる中、施策の「選択と集中」を進め、子育てや高齢者支援に財源を振り向けた。広域クリーンセンター整備などの大型事業は残るものの、児童センター整備、公設民営の温泉保養宿泊施設タクア(旧ゆうらく)の改修が一段落し、投資的経費は20・6%の大幅減となった。

 保育所の運営など児童保護に8億1991万円を投入する。新規事業では小学低学年までの健康状態を把握する足裏診断に289万円を組んだ。

 市老人福祉センターのタクア移設に伴い、1065万円をかけて65歳以上の市民、障害者手帳所持者の利用料を1日200円補助する。小城市との公立病院統合に向けては、候補地を選ぶコンサルタント会社への調査委託費1136万円を盛り込んだ。両市で足並みをそろえて手続きを進める予定で、年度内にも候補地と統合の可否を決定したいとしている。

 施設の漏水で開業時期が不透明になっていたタクアは7月8日にオープン。市は改修した施設を10年間、運営会社に無償貸与する。開業は当初計画から5カ月遅れており、今後は従業員の確保や集客が課題になる。

 歳入は、市税が前年度比0・1%減の18億1558万円。市債発行は2割削減して14億2680万円に抑える一方、財政調整基金などからの繰入金は17・9%増の12億2691万円に上っている。

 ◇主な事業◇保育所運営・延長保育などの児童保護=8億1991万円▽マテリアルリサイクル施設整備=5億4595億円▽広域クリーンセンター施設整備=4億4968万円

 

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