干潟で羽を休めるクロツラヘラサギ

遊歩道の柵越しに鳥たちを撮影する人たち

 国際的に重要な湿地を保全するラムサール条約に2015年登録された東よか干潟(佐賀市東与賀町)は、一年中、数百種類の野鳥を見ることができる。ここは、旅鳥たちの休息やエネルギー補給の場として、重要な中継地で、冬鳥として越冬する鳥たちも多い。

 写真を撮る人も増えている。撮影は、潮位が5.5m前後で満潮時間の約2時間前後が適しているとのことで、4月2日の満潮時間は10時26分、そのころ海岸線の柵に沿った遊歩道に行く。潮が満ちて来て、長靴をはき、カメラを構え、情報を交換し合っている人たちに出会う。潮が引くと5キロ先まで干潟が現れ、セグロカモメ・クロツラヘラサギなど絶滅危惧種も見ることできる。何百、何千羽羽の鳥たちが一斉に飛び立つ群れや、広げた羽の色が変わって見えたりするのは、圧巻だ。足元には、泥にもぐるトビハゼやシチメンソウの赤い新芽も見えた。

 久留米から撮影に来た男性は「初めて見る鳥の群れや目の前の干潟に、圧倒されました」と話す。佐賀ではありふれた風景でも、初めて見る人には、驚きを与えている。

 (地域リポーター・上原和恵=佐賀市)

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