当選から一夜明け、報道陣のインタビューに答えた樋口久俊氏=鹿島市高津原の事務所

 22日に投開票された鹿島市長選で、新人候補を退けて3選を果たした樋口久俊氏(72)=音成=が23日、インタビューに応じた。樋口氏は、新たな工業団地の造成や愛郷心を育む教育の充実を推進する方針を示した。

■選挙は接戦だった。

 大変厳しい結果だったが、これまでやってきたことが一定の信任を得たと思っている。スピード感を持ちつつ、粛々とハンドリングをしていく。

■3期目の市政になる。

 「ふるさとを見つめる」を柱にしたい。鹿島にさまざまな優良企業があることが、地元であまり知られていない。昨年始めた親子での見学ツアーが好評で、人口流出を防ぐ手だてになるはずだ。加えて、若者がいつでも帰ってくることができる温かなふるさとづくりに努めたい。

■新たな工業団地造成を公約に掲げた。

 不利なアクセスで誘致が実現しないと思っていたが、昨年は誘致できた。理由は市内の企業の技術力の高さだった。打ち出し方を「ものづくりのまち」に変えて誘致に臨みたい。候補地を洗い直し、至急まとめたい。

■1次産業の振興は。

 農家の後継者不足を打開するため、一定の条件を設けて、実家の農家に戻って就農する人に奨励金を支出する「鹿島方式」を組み立てたい。金額などの試算はできていないが、確立すれば引力になるだろう。

■特急の減便など困難に直面する。

 有明海沿岸道路の延伸に向けてギアをトップに入れる。新しくなったJR肥前浜駅を核に観光促進を図り、さまざまな地域の資源を掘り起こし、発信していく取り組み「鹿島創生」を加速させていく。

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