紙飛行機が好きだった井上健史君

健史君の命日の「紙飛行機の日」を前に競技大会「たけし杯」を開く井上英史さん=佐賀新聞社

 佐賀市で生まれ育ち、急性リンパ性白血病で2002年に9歳で亡くなった井上健史君。紙飛行機が大好きだった健史君にちなみ、今年から命日の5月8日が「紙飛行機の日」に制定され、これを記念した紙飛行機の競技大会「たけし杯」が5日に佐賀市で開かれる。父親で、主催者でもある折り紙ヒコーキ協会九州支部支部長の井上英史さん(56)=唐津市=は「健史が好きだった紙飛行機の魅力と奥深さを知ってほしい」と呼び掛けている。

 

 健史君は3歳直前で発病し、約6年間、抗がん剤の投与など闘病を続けた。折り紙ヒコーキ滞空時間ギネス記録保持者で同協会会長の戸田拓夫さんと英史さんに親交があったことから、健史君も紙飛行機に親しみ、スーッと飛んでいく様子に目を輝かせていた。時には戸田さんの膝の上で、折り方を教えてもらい笑顔を見せていたという。

 昨年、協会で「紙飛行機の日」制定の話が持ち上がり、戸田さんが健史君の命日に設定することを提案。英史さんも「(健史との)楽しい思い出が毎年よみがえる」と喜んで賛同した。

 大会では、紙飛行機の折り方教室のほか、戸田さんが世界一の技を披露する。競技は投げてからの滞空時間を競うもので、初心者には同協会に協力する日本航空の認定指導員らがサポートする。「紙飛行機はたった1枚の紙で科学に親しみ、楽しむことができる。大会は健史の命日を記念日にしてもらったお礼の気持ちもある。お祭り気分で楽しんでほしい」と英史さんは話している。

 大会は午前10時から、佐賀市の開成小体育館で。競技は、小学生以下の部100人、中学生以上の部50人の先着順で無料。折り方教室は参加自由。申し込みはメールで、所定のアドレス(kamikoga2011@yahoo.co.jp)へ、氏名、部門名、住所、連絡のつく電話番号を知らせる。30日締め切り。問い合わせも同じメールで受け付ける。

このエントリーをはてなブックマークに追加