旧脊振村の3代目村長を務め、「造林の父」と呼ばれる徳川権七氏(1855~1924年)の旧家(神埼市脊振町広滝)を保存・活用しようと、市民を中心につくる「徳川権七翁の旧宅を保存する会」(大島三治代表)が署名活動を始める。「徳川氏の功績を語り継ぐことに共感してもらえる人はぜひ賛同を」と呼び掛け、夏ごろまでに1万人の署名を目指す。

 徳川氏は、村議や村長などを歴任し、脊振山系の三継山に初めて植林。その後も大規模な植林事業を展開して、その木材を売った収入で一時は、村の予算の5~6割を賄えるぐらいになり、1959(昭和34)年には議会の議決を経て、村民税を1年間廃止したとされている。

 同会は、徳川氏の功績を後世に残すことを目的に、同氏が住んでいたとされる旧家の保存を呼び掛け、活用方法を考えていくとしている。旧家は現在、脊振支所の会議室として活用され、2020年度の完成を目指す脊振町複合施設建設に合わせて取り壊しが予定されている。

 活動のスタートとして22日午前11時からJR佐賀駅前で呼び掛ける予定。

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