北村美成さん(右)と川原義之署長=佐賀市の南警察署

 未明に1人で出歩いていた高齢女性を保護したとして、佐賀南署は19日、佐賀新聞川副販売店・鍋島東販売店の北村美成店主(54)に感謝状を贈った。北村さんは「当たり前のことをしただけ。仕事で社会貢献ができてうれしい」と喜びを語った。

 北村さんは販売店を始めて17年。新聞がたまっている家に気付き、自治会長に連絡して住人の救助につなげた経験もある。

 今回は仕事で軽ワゴン車を走らせていた8日午前4時50分ごろ、佐賀市川副町の交差点付近で、電柱に寄りかかっている70代女性を見つけた。一度は通り過ぎたが、違和感を拭えず引き返し、「どうされたんですか」と声を掛けた。

 肌寒い時間帯にも関わらず、女性は軽装で「家族に内緒で家を出てきた」。会話がかみ合わず、南署に通報した。警察官が到着するまで女性に声を掛け続け、話に耳を傾けた。

 感謝状贈呈式では、川原義之署長が「高齢者の所在不明事案は多いが、市民の皆さんの善意で保護されている。今回の北村さんの行為はまさに善意の塊。今後とも民間のパトロール隊としての活躍を期待したい」と述べた。北村さんは「これからも見守り活動を続けたい」と話した。

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