武雄市で進む新幹線の工事。西九州のハブ都市を目指す事業も予算化されている=武雄市武雄町

 来年1月に任期満了になる小松政市長の1期目最後の予算編成。高齢者福祉を最重要施策に掲げた。

 一般会計当初予算の総額は234億2723万6千円。新庁舎やこども図書館建設などの大型事業があった前年度当初予算と比べて6・1%減となった。

 「3億円パッケージ」と名付けた高齢者福祉は、約8千人の75歳以上を対象に(1)1万円分のバス・タクシー助成券配布(8200万円)(2)5千円で7500円分が購入できる商品券発売(1億2860万円)(3)107ある全行政区に20万円を交付して高齢者の生きがいやコミュニティーづくりにつながる企画を実施してもらう事業(3350万円)の3本柱。高齢者が町に出る、活動する機会を創出する。

 2022年度の九州新幹線長崎ルートの暫定開業に向け、観光と居住の両面で「西九州のハブ都市」を目指す事業にも取り組む。

 長崎空港―武雄間の予約制乗り合いタクシーの試験運行に100万円、武雄を起点に長崎県を含めた観光周遊マップ作成費100万円を予算化。定住・移住促進では、市外から住宅を新築・購入して転入する世帯に20万円を補助する定住支援金を新設した。

 歳入は、地方交付税62億円、市税54億2313万円など。大型事業が減ったため市債発行額は前年度からほぼ半減の20億1630万円。ふるさと納税は5億3千万円増の7億3千万円を見込んでいる。自主財源比率は37・22%で、前年度より2・87ポイント上昇した。

 ◇主な事業◇高齢者へのバス・タクシー助成券配布=1億2860万円▽高齢者へのプレミアム商品券発売=1億2860万円▽長崎空港-武雄間の乗合タクシー試験運行=100万円

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