玄海原発3号機の蒸気漏れトラブルを受け、再稼働同意や発電再開容認を撤回するよう求める要請書を提出した「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の石丸初美代表(中央)=県庁

 九州電力玄海原発3号機(東松浦郡玄海町)の2次系配管からの蒸気漏れを巡り、佐賀県などの反原発団体は19日、山口祥義知事宛てに3号機の再稼働同意と発電再開容認を撤回するよう求める要請書を出した。原発に慎重な立場の専門家の声を聞き、その意見を踏まえた対応を九電に申し入れることも要望した。

 「玄海原発プルサーマルと全基をみんなで止める裁判の会」の石丸初美代表は、九電が県や関係自治体に再発防止策などを説明した翌日に3号機の発電を再開させたことを非難。「発電を容認した県の判断も拙速。名誉ある撤回をお願いしたい」と申し入れた。

 県が20日に予定している元東芝・原子炉格納容器設計者の後藤政志氏への意見聴取の前に、県が発電再開を容認したことについても「待つように九電に言うべきだった」と抗議した。

 県の担当者は「それ(発電再開)と(後藤氏から)意見を聴くことは別の話」と、県が13日に実施した原子力安全専門部会委員からの意見聴取とは位置付けが違うことを釈明した。

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