集まったファンに熱い歌声を届けるたんこぶちんのメンバー=佐賀市のライブハウス佐賀GEILS

初のベストアルバムを出し、凱旋(がいせん)したたんこぶちん=佐賀市のライブハウス佐賀GEILS

 唐津発5人組ガールズバンド「たんこぶちん」が、自身初のベストアルバム「TANCOBEST」をひっさげて、1日に佐賀市のGEILSでライブを開いた。佐賀公演のみ、県民になじみ深い消防団応援キャンペーンソング「未来へ」や、県観光プロモーション事業「いだく県、佐賀」のタイアップ曲「ただいま」を披露。約150人のファンが駆けつけ、熱気に包まれた。

 今回のツアーは、「今聞いてほしい曲を、今しっかり届ける」、強い意志を抱いて臨んだ。「TANCOBEST」のリード曲、「はじまりのうた」がその思いを一層強くする。デビュー5年目を迎えるメンバーの集大成であり、新たなスタートをきるターニングポイントとなったアルバムについて、メンバーに聞いた。

 アルバムは、リリース順に全16曲を収録し、「デビュー」から「高校卒業」、「上京」、「成人」とメンバーの成長を音で感じることができる1枚。

 リード曲の「はじまりのうた」は、これまでライブだけで演奏してきた曲で、今回初めて音源化された。4枚目のミニアルバムを発売した2年前、順調に進んできたバンド活動だったが「これから先どうしよう」と不安を抱いたメンバーたち。「不安だけどやるしかない。ちゃんとバンドやりたい」という5人の前向きな強い思いが、この曲を生んだ。

 荒削りだった曲にアレンジが加わり、当初イメージしていた壮大な曲に仕上がった。ライブのみで演奏し、ファンとともに育ててきた大切な曲。だからこそ、集大成であり再スタートである今回のアルバムに収録した。

 これからもたくさん書いている曲の中からいいものをピックアップして、自分たちの納得のいく形に仕上げて届けていく。ギターボーカルのMADOKAさんは「これからもバンドやりたいです!」と力強い笑顔で締めた。

 

 【メンバーお気に入りの曲】

 ■MADOKA(ギターボーカル)

 「さよならbaby」は、20歳を迎える前に書いた曲。当時の自信の無さや、将来への不安を取っ払って、20歳になりたいという思いを込めた。成長しつつも変わらないところもあり、でも今は自分のことを認められる。とてもかわいい曲。「はじまりのうた」ともテーマがリンクしている。

 ■YURI(ギター)

 「走れメロディー」は高校卒業の時にメンバーみんなで書いた曲。学校生活や校舎からの景色、地元唐津のアーケードなど、高校生ならではのワードが登場する曲。ちょうど季節も春なので聞いてほしい!

 ■CHIHARU(キーボード)

 デビュー曲「ドレミFUN LIFE」は、今までもこれからも演奏するほど価値が上がっていく曲で、自身にとってもファンにとっても大切な曲。初めてPVを撮影し、唐津が舞台になっている。今と比べるとあどけなさがあり、成長を感じられるので合わせて見てほしい。

 ■NODOKA(ベース)

 「遠距離恋愛爆撃ミサイル」は、メンバーも出演した映画「二度めの夏、二度と会えない君」(2017年9月)に使用された曲。今ではライブでも盛り上がる定番曲になっている。ベースソロを初めて作った曲なので、目立つことができてうれしい。

 ■HONOKA(ドラム)

 「Re:GiRL」、「はじまりのうた」とは違った角度から背中を押す応援曲で、疾走感もあって元気になれる。2ビートのとても速い曲で難しく、レコ―ディングの時は泣きながら演奏。腱鞘(けんしょう)炎で病院にいったほど。努力の結晶を聞いてほしい!

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