(左から届け出順)樋口久俊氏、中村一尭氏

 22日の投開票に向けて終盤を迎えた鹿島市長選は、3期目を目指す現職の樋口久俊候補(72)と、新人で前市議の中村一尭候補(33)が激戦を繰り広げている。8年間の実績をもとに市政の継続を訴える現職と、若さを前面に出して変革を呼び掛ける新人。両陣営は20日夜に総決起大会を開く予定で、舌戦はさらに熱を帯びる。

 樋口氏は後援会組織を基盤に、告示前までに商工関係など約140の企業・団体の推薦を取り付けた。選挙戦に突入してからは連日、個人演説会を開き、地区単位での票固めに腐心している。地元の農政協議会が動き、半数以上の市議が支援しているが、陣営幹部は、現職が敗れた伊万里市長選を引き合いに「組織票があったとしても甘くはない。油断できない」と話す。

 中村氏は地元の古枝地区振興会などの推薦を受け、親族や中尾地区の青年団などを中心にした草の根選挙で支持層を増やそうとしている。地縁の強い土地柄を考慮して集会は開かず「細かく回って情熱と人柄を分かってもらうしかない」(陣営幹部)。街頭演説は1日に約20回ペース。市議時代に地域をくまなく回って築いた人脈をつてに、票の掘り起こしに力を注ぐ。

 樋口氏は19日、地元の七浦を中心に回り、夜の七浦公民館での演説会では支持者と士気を高めた。中村氏は、能古見地区の山間部を回るなどして精力的な訴えを続けた。

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