九州電力は18日午後、玄海原発3号機(東松浦郡玄海町、118万キロワット)の発電と送電を再開した。放射性物質を含まない水が循環する2次系配管で発生した蒸気漏れを受けた発送電停止から18日ぶり。徐々に出力を上昇させ、原子炉が安定して運転できるか確認する原子力規制委員会の最終検査を経て、5月中旬に営業運転に復帰する。

 九電によると、午後3時1分に発電し、19日までに出力50%に到達する予定。既に50%状態までの試験や検査が済んでいるため、その分の時間がかからないという。九電は「安全確保を最優先に、工程にとらわれることなく慎重に進める」とコメントを出した。

 3号機は当初、4月24日に営業運転に移る予定だった。3月23日の再稼働から1週間後の30日夜、出力を75%に上げた際、タービンを回すための蒸気をつくる水からガスなどを抜く脱気器空気抜き管で蒸気漏れが見つかった。九電は翌31日に発送電を停止した。原子炉は稼働したままで調べて直径約1センチの穴を確認、雨水による腐食が原因と推定し、配管計16本と保温材などを交換した。

 九電は17日、点検の見直しや所員教育の徹底など再発防止策をまとめた最終報告書を規制委や県に提出し、地元の理解が得られたとして早期の発電再開に意欲を見せていた。

 4号機も同様に配管を18日までに交換し終えた。21日にも燃料を装塡(そうてん)し、5月に再稼働する見込み。

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