安全祈願式後の事業紹介であいさつする豊田合成の宮﨑社長(左)=武雄市の豊田合成佐賀工場

 トヨタ自動車グループの部品メーカー「豊田合成」(愛知県清須市)は18日、5月に操業再開する武雄市若木町の佐賀工場で安全祈願式を行った。宮﨑直樹社長は「グローバルな需要がある価値ある戦略商品の生産に取り組み、業務拡大を目指す」と述べた。

 佐賀工場は発光ダイオード(LED)を生産していたが、2016年9月で操業を中止した。生産品目を変え、5月から安全運転支援システムに用いるミリ波レーダーを通す特殊なエンブレム、12月からエアバッグ用のガス発生装置を生産する。

 安全祈願式には90人が出席。宮﨑社長は「1年半余りで操業再開できた。幕末明治維新の時代に近代化技術が最も栄えた佐賀県に負けないよう頑張る」とあいさつし、山口祥義知事と小松政武雄市長が「生産再開は感慨深い。業務拡張を願い、サポートしていきたい」と応えた。

 稼働中止で福岡県と愛知県の工場に配置転換していた約100人は、5月に50人を戻し、増産に応じて20年度末まで100人にする計画。来年度からは11月に設立する新会社「豊田合成九州」が福岡県の2工場と佐賀工場の運営を統括する。

このエントリーをはてなブックマークに追加