佐賀県内では3、4月に5市町で首長選挙があり、重点的に報道しています。読者から「選挙で現職が敗れた場合、新しい首長が就任するまでは誰が首長の役割を務めるのか。その間に大きな災害や事故が起きたらどう対応するのか」という質問が寄せられました。

 現職は落選しても任期満了まで首長の役割を担います。過ごし方はまちまちですが、公務の時間は短くなる傾向があるようです。

 神埼郡吉野ヶ里町は3月25日に町長選の投開票があり、4月16日に新町長が初登庁しました。その間は前町長が通常通り、決済や打ち合わせの業務に当たりましたが、総務課によると「選挙の後処理や退任のあいさつ回りなどで庁外用務が多くなった」といいます。

 15日に投開票された伊万里市では、現職は任期満了日の26日だけ登庁する予定です。その間の10日間は、21日の市駅ビル竣工式に出席する以外は、副市長や各部長が業務を代行します。吉野ヶ里町、伊万里市ともに「常に連絡を取れる態勢になっているので、本人の判断が必要な場合や最終決済などもすぐに対応できる」と説明しています。

 ただ、大地震や原発事故が起きた場合の対応は、長期的な視点での判断も必要になります。伊万里市総務課は「万一の場合は、現職の判断を仰ぎながら、新市長にも相談することになる」と想定しています。

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