市民協働について語る森民夫・前長岡市長=唐津市の大手口センタービル

 新潟県長岡市の前市長で全国市長会会長も務めた森民夫氏(69)の講演会が14日、唐津市の大手口センタービルで開かれた。「市民協働の時代」がテーマで、行政と市民の役割や限界を示し、「市民が行政の下請けになるのではなく、おのおのの持ち味を生かし合う関係が市民協働」と持論を述べた。

 事例として郊外にあった市役所を中心地に呼び戻し、体育館と市民協働センターの複合施設にした「アオーレ長岡」を紹介。屋根付きイベント広場が施設の核で、発表会などで市民が多く活用している現状から、「市民でイベントに使いたい、発表したい人がたくさんいる。環境や場所をつくるのが大事」と語った。

 長岡市は大林宣彦監督の「この空の花-長岡花火物語」(2012年公開)の舞台。唐津市や北海道芦別市で撮影された大林映画にも触れ、「3作とも製作委員会の形式で、市役所は裏方。映画のテーマによっては政治性があるものもある。市役所はそうした面で不自由で、市民がつくることで、いい映画ができる」とした。

 講演会はまちづくり団体「からつ夢バンク」(小島起代世代表)の20周年記念式典で開かれた。同団体は旧唐津銀行の活用法を考えていこうと設立。イベントを主催したり、他のイベントを支援したりしている。

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