佐賀県弁護士会会長に就任した奥田律雄さん

■頼れる身近な存在に

 

 人口減少が進む一方、県弁護士会会員は105人と15年ほど前の2・5倍に上る。「それでも弁護士の手が行き届いていないケースは多い。困った時に頼れる身近な存在を目指していきたい」と話し、ホームページなどを通じた広報活動に力を入れる。

 愛媛県出身。司法修習で訪れた佐賀に縁を感じ、2002年に県弁護士会に登録した。10年前に発覚した三養基郡みやき町への暴力団関係施設移転問題では、弁護団の一員として阻止に尽力。日弁連の人権擁護委員会再審部会委員を15年以上務め、福岡高裁宮崎支部が今年3月に再審開始を認める決定をした大崎事件では、再審請求に携わり、えん罪を訴えてきた。

 こうした報酬抜きで法律家の本分として追求する活動は、個々の弁護士のボランティア精神に支えられている側面もある。「継続するためには手だてが必要」と実感し、会として弁護士の負担軽減策なども検討している。

 佐賀市で妻と1男2女と暮らす。県弁護士会の草野球チームでは首位打者と盗塁王を誇り、練習後の一杯を楽しみにする。

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