研究開発の設備を充実させる「さが藻類産業研究開発センター」=佐賀市の佐賀大学

 佐賀市の一般会計当初予算は956億円。前年度に比べて1・6%増と、2005年の市町村合併後、最大規模となった。投資的経費を3・0%増の125億800万円確保したものの、介護や子育て支援など社会保障にかかる扶助費が膨らみ、4・5%増の263億8600万円と全体の4分の1を超えている。

 主な事業では、佐賀市が目指す「バイオマス産業都市」の実現に向けて、清掃工場北側に整備を進めている「藻類産業拠点地」の整備に3億4200万円を計上した。藻類の研究拠点「さが藻類産業研究開発センター」の整備などに約5千万円を割いている。

 農業分野では「稼げる農業」を目指して、IT技術を活用した「施設園芸モデル」をJAグループと模索する。新たな生産手法のノウハウを蓄積し、市内の農家に普及させ、後継者の確保・育成に結びつける。事業費は4億3200万円。

 また、発達障害児の支援のあり方を考える「発達障がい児支援委員会(仮称)」を新たに立ち上げ、運営費として195万円を計上。適応指導教室「くすの実」の移転整備に1900万円を充てた。

 歳入は、雇用情勢の改善を背景に個人市民税は伸びるものの、法人市民税は横ばいと予測する。一方で固定資産税は落ち込み、市税は前年度比0・2%減の302億800万円と見込んだ。自主財源比率は1・0ポイント悪化して39・9%と、2年ぶりに40%台を割り込んだ。

 ◇主な事業◇藻類産業拠点地整備事業=3億4200万円▽大規模環境制御型園芸実証施設基盤整備事業=4億3200万円▽発達障がい児トータルライフサポート検討経費=195万円 

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