絵手紙展を開いている野菊の会の大川玲子さん、小野慧子さん、深川智子さん(左から)=小城市のゆめぷらっと小城

 小城市のゆめぷらっと小城で17日、市内の絵手紙愛好家18人でつくる「野菊の会」(久保佐恵子代表)の作品展が始まった。遠くにいる孫らに寄せたメッセージが春の草花などに添えられ、会員たちの豊かな表現、言葉選びの楽しさが感じられる展覧となっている。22日まで。

 2000年の発足以来、2年に1度開いており、前回から2年かけて描きためた新作250点を並べた。自宅に咲く花や畑でとれた野菜などが透明感のある顔彩(がんさい)で繊細かつ大胆に描かれ、一つ一つ表情の異なる作風が楽しめる。

 メンバーは60~70代の女性が中心。1人暮らしのお年寄りに絵手紙を贈る活動を続ける。作品は孫や夫に寄せたものが多く、はがきいっぱいにカボチャを描いた女性は「孫から指示されて『はい』と返事」と日常を描写。脳梗塞で右手が不自由になった会員は、しっかりとした筆遣いで一言、「感謝」と左手で寄せた。

 観覧無料で午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。元中学校教師で会員を指導する小野慧子(さとこ)さんは「絵のうまさではなく、相手を思い、一生懸命描くことで見る人の心を打つ」と絵手紙の妙味を話す。

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