リニューアルオープンから7年で入館者30万人を突破した旧唐津銀行=唐津市本町

旧唐津銀行の入館者30万人目となった守分照子さん(右)と原村てるみさん(中央)姉妹。峰達郎唐津市長から記念品が贈られた=唐津市本町

 唐津の近代化を支えたシンボル的建物で唐津市本町の「旧唐津銀行」の入館者が17日、2011年3月の一般公開から7年強で30万人を突破した。30万人目となった兵庫県姫路市の守分照子さん(69)に唐津焼のカップなど記念品が贈られた。

 旧唐津銀行は、唐津出身の近代建築の第一人者・辰野金吾が監修、弟子の田中實が設計し、1912(明治45)年に完成した。外壁には「辰野式」と呼ばれる赤れんがと白い石材を組み合わせた建築様式が採用されている。

 守分さんは午前11時半ごろ、妹の原村てるみさん(64)=兵庫県高砂市=と来場し、峰達郎市長らに迎えられた。守分さんが「(宝当神社がある)高島に夢を見に来ました」と唐津観光の目的を語ると、原村さんが「これでもう運を使ってしまったかも」と笑った。

 旧唐津銀行はれんが造りの銀行建築として県内に唯一残り、97年まで現役の銀行で使われていた。唐津市に譲渡され、保存修理工事を経て2011年3月から公開され、13年10月に10万人、16年2月に20万人を達成。昨年4月に県重要文化財に指定され、現在は2階が「肥前さが幕末維新博覧会」のサテライト館になっている。

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