50回の節目を迎えた市村賞の贈呈式に招かれた古賀商事の古賀常次郎会長=東京・内幸町の帝国ホテル

 佐賀県出身のリコー三愛グループ創業者市村清氏の遺志で、科学技術の進歩に貢献した優れた研究者を顕彰する「市村賞」の第50回贈呈式が16日、東京・内幸町の帝国ホテルで開かれた。第1回受賞者の古賀常次郎さん(佐賀市、古賀商事会長)も招かれ、50年続いた郷土にゆかりの深い表彰事業の継続と発展を喜んだ。

 市村氏は1968年、国の発展のため技術開発を奨励しようと公益財団法人新技術開発財団を設立。市村賞は市村氏の財産30億円の寄付を基に、産業の発展に功績のある発明を毎年表彰してきた。50年目の節目を迎え、財団は市村清新技術財団と名称を変更した。

 古賀さんは29歳の時、世界6カ国で特許を取った緩まないねじスプリングワッシャーの発明で第1回受賞者となった。「会社(古賀商事)がここまで発展したのも、受賞によって多くの人の縁がつながったから。これからも市村氏の遺志に応えるべく、埋もれた技術者や中小企業に光を当てる賞として続いてほしい」と語った。

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