「国が一方的に示した期限。われわれに関係ない」。国営諫早湾干拓事業(長崎県)の開門問題を巡り、佐賀県有明海漁協が受け入れを検討している開門しない前提での基金案。潮受け堤防閉め切りから20年以上にわたって漁場環境の悪化に苦しみ続ける県西南部地区の漁業者から“待った”がかかった。