気象庁によると台風4号は6日午前9時現在、南シナ海の北緯21度35分、東経118度10分付近をゆっくりした速さで北北東へ進んでいる。
9時現在の台風の勢力は中心気圧が980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルとなっている。中心から半径95キロ以内では風速25メートル以上の暴風域となっており、中心の東側330キロ以内と西側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。
台風は今後も北上を続け、7日午前9時には東シナ海の北緯26度00分、東経121度00分を中心とする半径105キロの円内に達する見込み。この時点での中心気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルと予想され、予報円の中心から半径180キロ以内では暴風域に入るおそれがある。
8日午前9時には東シナ海の北緯28度10分、東経122度30分を中心とする半径155キロの円内に進む予想で、中心気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルと次第に勢力を弱める見通し。
その後台風は熱帯低気圧に変わり、9日午前9時には華中の北緯27度40分、東経119度20分を中心とする半径220キロの円内に達する見込み。中心気圧は996ヘクトパスカルが予想されている。
※台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%となっている。気象庁は今後の台風情報への注意を呼びかけている。