佐賀空港への陸上自衛隊輸送機オスプレイの配備まで、残り10日を切った。佐賀県にとっては、安全保障政策という意味を超えて、地域の姿が変わる転機となる。防衛省や行政、自治会、商工団体など各分野の代表者に、思いを聞いた。全6回。
―佐賀駐屯地の開設まで残り1週間となった。オスプレイ配備計画を巡る最大の関心事は。
安全性の確保と、地域社会との調和だ。安全対策は防衛省に最大限求めており、今後も徹底を求めていく。隊員約420人とその家族が居住するため、地域社会との調和を図ることも大事になってくる。災害時の迅速な支援という点で、市民の皆さんの安心、安全な生活基盤につながっていけばと思う。
―配備を受諾した後も、事故が相次いでいる。受け入れに賛成の市民も含め、不安に思う人は多い。