7月から長崎線などに追加導入されるハイブリッド車両YC1系=2022年、太良町多良

 JR九州は、7月1日から長崎線、佐世保線、大村線に省エネ型のハイブリッド車両YC1系を追加導入する。これに伴って3路線では、観光列車「ふたつ星4047」を除いて、国鉄時代から運用してきたキハ47形のディーゼル車両は新型車両に全て置き換わる。

 新型車両が追加導入されるのは、長崎線の江北-長崎と佐世保線(江北-佐世保)、大村線(早岐-諫早)。江北-小長井では初の運行となる。7月から7両が追加導入され、この地区での運用は59両体制となる。

 YC1系は2020年3月から導入。蓄電池を搭載し、ブレーキ時に発生する電力をためて活用できるほか、エンジン駆動からエンジン発電式モーター駆動に変更することで、二酸化炭素(CO2)の排出量や騒音低減につなげることができる。(梶原幸司)