奈良漬の皿盛り。ワークショップでは鹿島伝統の漬物作りを体験する

 鹿島市の発酵文化を発信するグループ「チームぬか床」は、奈良漬を作るワークショップを7月20日、鹿島市生涯学習センターエイブルで開く。酒どころの鹿島で親しまれてきた伝統の漬物作りを体験する。

 鹿島ではウリが採れる時期に奈良漬を仕込み、お盆前後に完成させる風習があったという。何度も漬け換えて酒の風味をしっかり出す作り方もあるが、ワークショップでは回数を減らして食べやすくした奈良漬を作る。

 田雑商店の田雑継市郎社長が講師を務める。塩漬けしたウリを酒かすで下漬けし、本漬け用の酒かすを作る。自宅に持ち帰って約2週間後に漬け換えると、8月中旬ごろに出来上がる。

 午前10時と午後2時の2回あり、午後2時の回は定員に達したがキャンセル待ちを受け付けている。参加費は材料費込みで4500円、大人同伴の小学生以下は無料。エプロン、手拭きタオル、筆記用具を持参する。問い合わせは重松さん、電話090(1368)1094。(花木芙美)

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