雨にぬれると絵柄が浮かび上がる、鳥栖プレミアム・アウトレットオリジナルのデザイン傘=鳥栖市

傘を手に自撮りができる32枚の鏡を集めたフォトスポット

 鳥栖市の鳥栖プレミアム・アウトレットは、雨傘と日傘の両方で使える傘のシェアリングサービスを始めた。どんな天気でもショッピングを楽しんでもらおうと導入し、水にぬれると花の絵が現れるオリジナルのデザイン傘がレンタルできる。

 米カリフォルニア州南部の町並みをイメージした同店は、屋外を歩きながらショッピングを楽しむスタイルが売りだが、突然の雨や強い日差しは困りもの。梅雨の雨と夏の暑さ対策が課題になっていた。

 シェアリングサービス「アイカサ」は、佐賀市や福岡市内を含む全国約1800カ所の駅周辺にスポットを展開している。スマートフォンアプリを使ってレンタルでき、24時間140円のプランと月額280円の使い放題プランが選べる。駅周辺以外のアウトレットモールでのサービスは鳥栖が初めてとなる。

 同店には18日から、立体駐車場とフードコートの2カ所に計60本を設置した。雨にぬれると青い花柄が浮かび上がり、傘の内側には「Love Every Weather」とのメッセージを書き入れた。

 企画した安井みなみさんは「雨の日も気分が上がり、自然と上を向きたくなるようなデザインの傘を目指した」と話し、「雨の日も晴れの日もお買い物を楽しんでもらえれば」と活用を呼びかける。

 7月21日まで、傘を手に自撮りができる32枚の鏡を集めたフォトスポットも用意している。(樋渡光憲)