起業や新規事業の開発支援を目的に開かれた「ゼロスタスクール」=唐津市京町のMEME KARATSU

 佐賀県産業振興機構の「さが産業ミライ創造ベース」(リョウフウベース)は、起業や新規事業開発を支援する講座とビジネスコンテストを県内各地で開催する。事業創出連続スクールが11日に唐津市で始まり、参加者20人が7月9日のビジネスコンテストに向け事業構築の考え方などを学んだ。

 機構は、スクールやビジネスコンテストの実施を通して起業志望者や家業の後継者の成長を後押しする事業を本年度から始動。事業計画の策定・プレゼンテーションなど全3回の講座を計8市で開くほか、唐津、鹿島、佐賀、鳥栖の4市で賞金最大100万円のビジネスコンテストを開く。

 11日に唐津市であった初回の講座では、監査法人トーマツの香月稔氏が講師を務め、アイデア創出をテーマにワークショップなどに取り組んだ。神奈川県から唐津市に移住した宮盛奈津子さん(40)は「周囲から『どうして唐津に』と言われることがあり、地元の人が唐津を誇れるようなアイデアを披露できれば」と話した。

 ビジネスコンテストは7月9日午後4時から唐津市南城内の市民交流プラザで開かれる。エントリーは7月1日まで受け付ける。問い合わせは運営事務局、電話080(3598)6423。(松岡蒼大)