「国家団結月間」の宣伝ポスター(台湾総統府提供・共同)

 【台北共同】台湾当局者は23日、7月を「国家団結月間」と位置付け、定例の軍事演習と、住民や非軍事部門が参加する「都市強靱化演習」を組み合わせて実施すると明らかにした。頼清徳政権は中国の軍事的圧力を念頭に、民間を含めた社会全体の強靱化を図る政策を掲げている。演習を通じ、台湾防衛の決意を示す狙いがある。

 当局者によると、7月には中国軍の侵攻を想定した定例軍事演習「漢光」のほか、台北市、台中市、台南市の各三つの地区で住民らによる大規模な避難訓練も行う。警察、消防など非軍事部門と軍事部門との連携も確認する。