緊急走行中のサイレンが聞こえない聴覚障害者に配慮した新仕様のパトカー1台が、佐賀県警に導入された。従来は赤色灯の発光パターンが一つしかなく、通常パトロール時と判別できなかった。光る間隔を変えることで、ひと目で分かるようになった。

 「パトカーが近づいても道を譲るべきか判断がつかない」。全日本ろうあ連盟からの声を受け、警察庁は昨年10月から、2種類の発光パターンを搭載した警察車両の導入を全国で進めている。